「トスカ」を聞きつつ食べ始めた頃に管理会社の人来た
シオツキさん一人だと思ってわくわくしてたら二人で、
赤い顔してていっつも失敗してそうな、いかにも新人の人と
もうベテランで新人をいじめるのが日課みたいなイケメン30代シオツキのペアだった
外で話しましょうということで、廊下の大きい机で話を聞いた
新人の亀城だかなんだかは座る椅子を取ってくるのにも黒いのがいいか木製のがいいかと悩んでいて
イケメン上司にぶつぶつ言われていた
で聞いたところ、一万五千円の値引きだという
すごいですねーを連発するオレ
そしてとなりのアネキがなんでいないのか、わからないのだと言う
連絡も取れないのだそうだ
一応今の手伝いスタッフは彼女だから、連絡が取れ次第確認して、12月1日までには決定する、ということになった
アネキどうしちまったんだか
でもあの時、ぜったい署まで行きましょうか、って言ってたよな
二人はばたばたと帰ってしまって、柿のことなんてすっかり忘れていた