犬に寄り添う

休日にすべき洗濯を今やってきた
あったかいカッコして洗濯機のまえに座って
スピリッツ読む



近くでキューンキューンとか音がするんで
洗濯機かと思ったら
主人が銭湯から出てくるのを待つ大型犬が鳴いているのだった
茶色一色のでかい犬で
向こうが立ってると、自分がうんこ座りした時の頭の高さとほぼ同じ


そっと近寄って匂いを嗅がせる
目を合わせる
鼻と鼻をくっつける
などして
椅子を犬の鎖の横まで持ってきて漫画読んだ


オレの太ももに背中をピッタリくっつけてじっとしてた
猫みたいにのどをさすると気持ちいいのかなと思って
歳でたるんでるノドをタプタプやったら
なんかオゥッオゥッとかなって
リバースしそうだったんですぐやめた



下町で小さな美容院を経営してますといった感じの
さっぱりしたおじさんが主人だった
大型犬は大丈夫ですか、て聞くんでイエはじめてです


八歳なので人間でいうともう還暦ぐらいになります
昔は劣悪な環境で育てるとここまでいかずに死んでしまう
名前はケビンコスナーです



顔が祖父に似てます。八年しか生きてないのに不思議ですね。憂いのある目がなんとなく



そうです。不思議ですね彼は何も考えてないんですけど。



という下町・夜の風景


今夜は忙しくてパチ屋どころじゃなかった
昼は寒くて誰も来なかったのに


けんちから
諦めるなゴネてレシートの分ももらえメールがきたけど
ゴネるのめんどい
チマチマ稼いで店つぶしてやるぜ



洗濯もん干して
実家からの野菜消化して
ゴミ出して寝る