寝ぼけ王大冒険・早朝編(長い

昨日の朝も寝坊したんですよ
宇宙のみんなゴメンね


いやでも原付で東京駅まで行けば、いつもの待ち時間からして間に合うんじゃないか、て思った
で行きました東京駅


アイテムはパイナポーとスイカ、よれよれの白T
所持金は1200G


東京駅全面改修してるみたいで、布みたいなので覆われてた




そこまではよかった




信号無視して五分で着いちゃったので
ひょっとしてこのままデズニーまで行けちゃうんじゃね?
そう思った
疲れてたんでしょうねきっと



40キロ出して後ろから白い煙をもうもう出しつつ
途中で犬の散歩してるおっさんに道を聞きつつ
信号無視上等で走った


間に合う!これは間に合うぞ!
て思った矢先、門前仲町あたりで後輪が溶けてパンク
原付のタイヤって40キロくらいでずっと走ってるとそうなるようにできてるって
どっかで聞いたのをその時思い出した



松本時代に長の横さんに紹介してもらった闇の原付商から一万四千で買って
そのときから三年間、どこへ行くにもいっしょだったミントを
なんの未練もなくそのへんに乗り捨てて
近くで信号待ちしてたタクシーに後ろから手振って待っててもらって乗って
千円でMyハマーまでいけますかね!


千円で?ムリでしょう・・・


じゃ京葉線の最寄駅まで!


こっからならシオミだけど、それも千円じゃ行けないんじゃ・・・


でも原付パンクしちゃって、って話をしたら仕事大変だねって言われて
新木場までメーター止めて走ってくれた
フルーツの配達人だと思ってたっぽい



新木場駅前でダッシュしたらハナマサのビニール袋が重さでびよーん伸びて
パイナポー転がってった


走って拾ってったら仲間と待ち合わせ中の大学生たちに笑われた
パイナポー拾うときに無意識にかぶったまんまだった原付のメットがずり落ちた
それも見捨てて走ったら女があれはいいの?って後ろで言ってた
いいんだよ!



走ったかいなく新木場で十分待ち
あごから汗がトットットッて落ちてスイカに当たって
ピタピタピタっていった



ミニーだかミキーだかの耳つけたギャルがおれ見て
スイカwwwwって笑ってた



ビニール袋こわれたんでパイナポーはバッグにいれて
スイカはあのスイカ運ぶ紐で持ってた



Myハマー着いて残り200G
七時前だとかんたくんやレイクのカードは使えない
銀行の預金は残り950Gなのでカードでおろせない
スタッフバスを待たねばならない
その時点で遅刻決定



落ち着いてケン先輩に電話しようと思うも携帯を納骨室に忘れている
電話帳のホテルの欄で調べたけど何故か載ってない
104で聞く



硬貨でかけてますか?って聞かれてそうだ、って言ったら
じゃあ百円入れてください、って向こうが言って
言ったすぐ後に自動音声の案内に切り替えるもんだから
肝心のところで突然切れる


最初十円、次二十円でも失敗して
三回目でやっと番号聞けて
ホテルにかけたらフロントの子に、今度から専用回線でかけて下さいよって言われた
知るか



厨房につながると前から働いてるおっさんが出て
アーハイハイ、大丈夫よ



バス降りてスイカ揺らして走って
汗だくで着替えて
スイカぶら下げてパイナポー抱えて厨房のドアあけて
しゃーせん!寝坊しゃした!って言ったら


いい加減にしろよお前・・・
てケン先輩に言われた




終わり